日立製作所が月1日「無給」の休日を設ける件は「カレンダーの変更」で対応か

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090304AT1D030BV03032009.html

大手電機メーカーの日立製作所が、月1日「無給」の休日を設けるという。期間は2010年3月までという。
通常、本来出勤するべき日に出勤させない場合は、60%以上の「休業手当」を払わなければならない。逆に言えば、もともと出勤させない日であれば、その支払いの必要はないという考えである。
従って、おそらく日立製作所では2009年度の「出勤カレンダー」を変更し、年間休日数を12日増やすのではないかと推測される。
これは、月1日程度の休みであれば、仮に無給であっても現在の雇用情勢からいって労働者も受忍するだろう、そして、企業側から見れば大幅なコストカットにつながる、そんな心理戦がうかがえる。
この「出勤カレンダー」の変更という手は、今後使用する企業が増えそうだ。
最も、今回のケースだと2010年の3月までだから、その時点までの見通しがある程度はっきりしていないと使えないのだろうけれど。